草刈機でのケガに注意

草木や雑草が茂る夏。草刈機を使っての作業が増える時期です。エンジンやモーターで動く草刈機は、ホームセンターなどで購入でき、一般消費者も気軽に使用しています。しかし、毎年重傷に至る事故が発生。取り扱いには十分な注意が必要です。

草刈機を使用する際は…
■危険性を認識し、取扱説明書をよく読んで正しく使うようにしましょう。
■作業時の服装は、長袖長ズボン、保護メガネ、すね当て、ヘルメットなど、保護具を着用しましょう。
■作業場所を確認し、あらかじめ石などの障害物を除去しましょう。
■作業時は周囲に気を配り、無理な姿勢で作業を行わないようにしましょう。

【事例1】
草刈機を使って草刈りをしていたところ、刃が石にぶつかって欠け、飛んできた破片があごに刺さった。

【事例2】
草刈機を使い、側溝をまたいで高い箇所の草を刈っていたところ、バランスを崩して片手を放してしまい、左足のふくらはぎに刃が当たって、筋肉が断裂するほどの深い傷を負った。

【事例3】
草刈機で草を刈っている途中、つる草が草刈機の刃に絡み、刃の回転が止まってしまった。回転停止操作をせずにつる草を取ったとたん、刃の回転が再開した。軍手が巻き込まれ、左手の人差し指を切断してしまった。

<国民生活センター 見守り新鮮情報第139号より>