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申し入れ・要望

≪「めちゃ×2イケてるッ」の「めちゃイケ酒豪No1は誰だ!決定戦」への抗議≫
 2012年6月18日

 ≪フジテレビジョン 代表取締役会長 及び 代表取締役社長 宛≫

【抗議の内容】

急性アルコール中毒を招きかねない極めて危険なアルコールの飲み方を肯定し助長する内容でした。強く抗議するとともに、同番組内での謝罪と、再発防止への取り組み、その結果の公表を求めます。

貴局において納得できるお返事がいただけない場合は、BPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てる所存です。

【番組の問題点】

「めちゃイケ酒豪No.1は誰だ!決定戦」は、新旧メンバーの間に「溝ができている」ので「飲まないと仲良くなれない」として、午後6時半から翌早朝4時までの合同飲み会を行ない、酒豪ぶりを競うというものでした。

番組企画者は、「自分のペースで好きなものを飲めばいい」「おやすみなさいと寝ればいい」というルールや、酒に弱い幹事を設定することで、飲酒の強要を防ぐ配慮をしたつもりであったかもしれません。しかし、以下の設定・発言は、死亡事故が続出している若者の飲酒コンパと類似するものであり、まさにアルコール・ハラスメントそのものです。

(1)酒豪を競うという大量飲酒をあおる設定

(2)午後6時半から「早朝4時まで途中退場は禁止」という長時間の飲酒

(3)「飲んで飲んで飲まれて飲んで飲みつぶれて眠るまで」との幹事の開会あいさつ

(4)全員起立し「テキーラ!」と一斉に飲む「テキーラタイム」

(5)いわゆる「つぶれ部屋」の設置(番組内では「寝室」)

(6)飲酒を絶対視したり、強要したり、挑発したりする発言

「新メンバーに溝あるんじゃないですか」「飲め!」「テキーラいこう」

「新メンバーは加藤をつぶしにいけるのか?」(ナレーション)

「酒にビビってるんですか」

「これしか飲んでない」「恥しいわ」「飲め飲め」「恥ずかしいっす」

「飲まなきゃだめだよ。3杯くらい飲んでほしい」

(7)ろれつが回らない、裸になるなど、酔った醜態をおもしろおかしくネタにすること

【背景】

イッキ飲ませ死亡事故でわが子をなくした遺族が設立した「イッキ飲み防止連絡協議会」では、関係団体や酒類メーカー等の協力を得て、1992年からイッキ・アルハラ防止キャンペーンを展開していますが、死亡事故に歯止めがかかりません。

同協議会がつかんでいるだけで、この11年に22人の大学生が亡くなっています。東京消防庁だけで年間におよそ1万件、大阪市で5千件超の急性アルコール中毒による救急搬送があります。

先月、小樽商大において、アメフト部の飲み会に参加した9人が救急搬送され、1人が心肺停止のまま亡くなる事件が起きました。3月には立教大学のテニスサークルの春合宿で、学生とOBが酒を飲み、翌朝、1年生が布団の中で吐しゃ物をのどに詰まらせて死亡しています。

この事態を受け、文部科学省は5月29日、全国の国公私立の大学、短大、高等専門学校に、未成年者の飲酒禁止と飲酒強要防止の徹底を求める通知を出しています。

盛り上がることを最優先して、大量に飲酒をさせる飲み会の雰囲気がこのような悲劇を招いています。また、つぶれた人を別室に寝かせておく状況で、吐物吸引などにより多くの死者が出ています。

泥酔・昏睡と死が紙一重であるためですテレビの映像が視聴者に植えつけるイメージは強烈です。このような危険な飲み会を肯定し、大量飲酒・アルハラを助長する「めちゃイケ酒豪No.1は誰だ!決定戦」に対して、遺族たちが強い怒りと憤りを覚えていることを申し添えます。

【急性アルコール中毒等による大学生の死亡事例(2001〜12)】

大学1年男性 ★未成年 死亡日:2001年5月1日

美術部の新入生歓迎会で、約10分で焼酎1升を飲み嘔吐、午後9時半ごろ容態急変。午後11時、急性アルコール中毒で死亡。ステージ上で焼酎の回し飲みをし、「一芸」を疲労するのが「伝統」だった。

大学生 死亡日:2002年

詳細不明。大学生協連の給付情報による。

大学生 死亡日:2004年2月19日

ホテルでテニスサークルの合宿中、酔ってホテルの布団を汚さないようサークル仲間4人が顔にビニール袋をかぶせて放置し、窒息死。重過失致死と過失致死の疑いで4人を書類送検。

大学1年男性 ★未成年 死亡日:2006年7月1日

キャンプ場で、軟式野球サークルの新入生歓迎合宿中。イッキ・コールの中で焼酎水割り7、 8杯をイッキ飲み。夜中過ぎ異状に気づいた仲間が119番通報したが、救急車が駆けつけた時点で既に心肺機能は停止。死亡が確認された。サークルは解散。参加した35人全員が1ヶ月〜無期の停学。

香港からの女子交換留学生 死亡日:2006年11月5日

毎年恒例の「大会食会」で日本酒の一升瓶をラッパ飲み。直後に倒れ「仮眠室」に移された。嘔吐しているのを他の学生が発見。救急車で市内の病院に運んだが低酸素脳症で死亡した。吐しゃ物がのどにつまったのが原因とみられる。

大学1年男性 ★未成年 死亡日:2007年2月23日

友人のアパートで開かれたサークルの宴会に参加。ペットボトル入り焼酎を回し飲みした。夜中目を覚ました友人が起こそうとしたが、意識がないことに気づき119番通報。急性アルコール中毒。

男子大学生 学年不明 死亡日:2007年12月21日

友人らと酒を飲み、帰宅のため1人でタクシーに乗った。運転手は自宅から約4km離れた山中で降車させ、学生は200m歩いたところで河原に転落して凍死。地裁は、安全配慮義務違反を認め、個人タクシーの運転手に約4100万円の支払いを命じた。

大学2年男性 死亡日:2008年3月14日

午後10時ごろ、先輩の3年生男女8人が、2年生男子13人を一列に並べ、ペットボトル4Lの焼酎の回し飲みを指示。ひと回りしても飲みきれなかった残りの500mlを飲み干した2年生(20歳)が、気分が悪くなって意識を失ったが翌朝まで放置に近い状態だった。午前7時半頃、非常に大きないびきをかくなど様子がおかしいため、病院に運ぼうと軽自動車のリアシートに運び入れた際、呼吸が弱くなりやっと119番。病院に運ばれたが手遅れだった。死因は急性アルコール中毒を遠因とする吐しゃ物による窒息。

大学1年男性 ★未成年 死亡日:2008年4月26日

キャンパス内寮で行われた新入生歓迎対面コンパに参加。ビールを36本、焼酎をコップで3〜6杯飲まされ、意識朦朧の状態に。寝たまま自室へ運ばれ、コンパが終了した翌朝呼吸停止の状態になっているところを発見され、病院に運ばれるが死亡が確認された。飲酒を強要の2年生が退学処分、4人が無期停学、11人が訓告処分、副学長が辞任。

大学2年男性 死亡日:2008年10月25日

応援団吹奏楽部の学生。相撲部合宿所でテキーラ等の強い酒を速いペースで飲み急性アルコール中毒で死亡。

大学1年 ★未成年 死亡日:2008年5月?日

スキーサークル新歓コンパで死亡。(大学は公表していない)

大学1年男性 ★未成年 死亡日:2009年3月5日

午後7時からコンパが始まり、男子8人と女子21人(うち1年生は10人)で、ビールや焼酎、チューハイ、ジュースなどを飲んだ。10時ごろにゲームを始め、負けた者が酒を数回飲んだ。翌午前0時ごろ酔いつぶれて吐いたため、布団に寝かせた。午前9時過ぎ、布団の中でぐったりしているのをほかの学生が発見、吐いたものが口の周りにあったため、3人で近くのトイレまで担ぎ洗い流そうとしたが、呼吸をしていなかった。

大学1年男性 ★未成年死亡日:2009年7月5日

河川敷での空手部の新入生歓迎会に参加。午後1時15分ごろ、川の中央付近で行方不明に。一緒にいた学生が119番通報し、約80m下流で発見したが、まもなく死亡が確認された。学生からはアルコールが検出。歓迎会には空手部員13名が参加、うち9名は未成年。

大学2年男性 死亡日:2009年8月7日

8日にかけて、テニスサークルの合宿が行なわれた。昼間テニスをして、夜は飲み会をしていた。6日夜から飲み始め、翌7日午前6時ごろ、泥酔している被害者を寝かせた。午後3時ごろ、部屋で亡くなっている被害者を発見した。急性アルコール中毒を起因とした呼吸不全。

大学2年男性 ★未成年死亡日:2009年8月25日

大学のフォークソング研究会の合宿に参加、40名で飲酒していた。飲酒中具合が悪くなり、病院に運ばれたがまもなく死亡。急性アルコール中毒だった。

大学2年男性 死亡日:2009年9月初旬

サークルの旅行に参加。最終日の飲み会の翌朝に死亡。朝起きてこないので仲間が呼びにいったら、すでに死後硬直が始まっていた。

大学1年男性 ★未成年死亡日:2010年3月14日

午後8時から、ラグビー部の「卒業生を送る会」に参加。部員やマネージャーら21名が参加(4名が未成年)。1次会は2時間飲み放題で、男子部員はビールと日本酒を飲み、イッキ飲みも2、3回行なった。2次会に移った直後、店内で吐くなどし、他の部員2人がタクシーで同市内にある2年生部員のアパートに運んで11時過ぎに寝かせた。翌午前6時50分ごろ、同じ部屋に寝ていた他の部員3名が男子部員が冷たくなっているのに気がつき110番通報。救急車で市内の病院に運ばれたが死亡が確認された。

大学1年男性 死亡日:2010年5月16日

15日夜、居酒屋で開かれたコンパに学生ら数十人が参加し、5時間にわたり飲酒。先輩に付き添われて帰宅した。16日朝に男子部員宅を訪れた友人が、様子がおかしいことに気がつき119番。搬送先の病院で死亡した。

大学1年女性 ★未成年 死亡日:2010年11月26日

午後6時ごろから、学内で開かれた約100人規模の飲み会に参加して飲酒。約9時間半後の27日午前3時半ごろに体調が急変し、意識がなくなった。約15分後、病院へ向かう救急車内で死亡が確認された。

大学1年男性 死亡日:2012年3月4日

テニスサークルの春合宿で、学生とOBおよそ80人が飲酒。翌朝、1年生男子が布団の中で吐しゃ物をのどに詰まらせているのが見つかり、病院に運ばれたが、まもなく死亡。

大学2年男性 死亡日:2012年3月15日

部の卒業生を送り出すコンパで酒を飲み、途中で気分が悪くなった。いったん仲間が部室に運んだが、体調が悪化したため救急車で運ばれ、搬送先の病院で死亡。

大学1年生男性★未成年 死亡日:2012年5月24日

5月7日午後3時頃から、アメフト部員75人によるバーベキューパーティーに参加し、飲酒。午後4時半頃、グラウンド脇の小屋で横になった。午後6時頃に他の部員が、うめき声などの行為を確認していた。午後745分頃意識がないことに気づき、病院に搬送されたが心肺停止状態であり、5月24日午後10時半頃、病院で死亡が確認された。 この時、急性アルコール中毒で搬送された人数は、意識不明で運ばれた1年生3名を含め9名で、内7名が未成年だった。8名は回復した。 大学による発表では、「1年生が先輩に焼肉を持っていくと酒をつがれ、残せないルールだった」として、「酒の強要があった」ことを認めた。警察の事情聴取によると、具合が悪くなったら小屋で休むように上級生から指示が出ていた。休ませる小屋の数を従来より増やしており、酔いつぶれる学生が多く出ると予想していたことを、アメフト部関係者は認めている。 



未成年の飲酒禁止徹底を=文科省

2012年5月29日 時事通信

文部科学省は29日、小樽商科大学(北海道小樽市)のアメリカンフットボール部の学生が飲酒し9人が病院に搬送され、19歳の男子学生1人が死亡した事故を受け、未成年者の飲酒禁止と飲酒強要防止の徹底を求める通知を全国の国公私立の大学、短大、高等専門学校に出した。学生が飲酒事故を起こさないよう指導などを要請している。

飲酒事故防止で文科省が初通知

2012年5月29日 産経新聞

大学生の飲酒事故が相次いだことを受け、文部科学省は、全国の大学や短大、高等専門学校に未成年の飲酒禁止と飲酒強要の防止を求める通知を出した。入学時のガイダンスなどを利用し、学生に対する指導の徹底を求める。文科省が飲酒事故防止の対策を求める通知を出すのは初めて。学生の飲酒をめぐっては、小樽商科大(北海道小樽市)のアメリカンフットボール部のバーベキューで、男女9人が急性アルコール中毒になり病院に搬送され、このうち、1年生の男子学生(19)が死亡した。

イッキ飲み防止連絡協議会  代表 石谷師子

特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)  代表 今成知美

主婦連合会  会長  山根香織

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消費者委員会「健康食品の表示等の在り方に関する考え方」について再考を求めます
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「中古住宅・リフォームトータルプラン」に対する要望書


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