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申し入れ・要望

《食品添加物の相乗作用による発がん物質ベンゼン生成に関する要望書》
2006年8月25日

《厚生労働大臣、食品安全委員会委員長   宛》


 厚生労働省は7月に酸化防止剤や栄養強化剤として使われる「アスコルビン酸」(ビタミンC)と、保存料「安息香酸」の二つの食品添加物を同時に添加した清涼飲料水31銘柄の分析結果を発表し、対象銘柄から発がん物質ベンゼンを検出したと発表しました。その中の健康飲料一製品には、WHO(世界保健機関)や日本の水道水基準を7倍も上回るベンゼンが生成されていたことがわかり、当該メーカーは現在自主回収を実施しています。また、8月に入ってからも別のメーカーの健康飲料から基準を上回るベンゼンが検出され、当該メーカーも自主回収を発表するに至りました。

 今回の厚労省の分析調査は、欧米で問題視されたことが背景としてあります。二つの添加物の相乗作用によって清涼飲料水中で発がん物質ベンゼンが生成されるメカニズムについては依然不透明とはいえ、幼児から高齢者まで、幅広く、大量に、長期間にわたり摂取される飲料商品が問題となっていることや、どの飲料に、どの割合で生成されているのかが公開されていないことから、消費者の間で不安感が高まっています。食品だけではなく、化粧品にも同様添加物の使用が見られることから、食品以外でも「ベンゼン汚染」が拡大していることが推測されます。

 食品添加物の使用によるベンゼン生成を大気中のベンゼン量と比較し、「微量だから安全」などと結論することはできません。WHO基準値以下であったとしても、発がん物質が入っている健康飲料を消費者に飲用させ続けることは「安全行政」の放棄であり、「消費者の安全の権利」を踏みにじる行為です。

 主婦連合会では、早急に、実効性ある対応を採られるよう、以下の点を要望します。

1. アスコルビン酸(ビタミンC)と安息香酸の同時添加を禁止すること

2. 厚生労働省の分析結果の全てを公開すること

3. 添加物によるベンゼン生成の事実が判明した食品については回収を指示すること

4. 「微量だから安全」などと説明するのではなく、発がん物質の摂取を消費者はどう防止したらいいのか、今後の安全性確保の観点から説明すること

5. 二つの添加物は化粧品など食品以外にも使われています。関連商品のベンゼン生成調査を実施し、その結果を全て公開すること

6. 添加物の相乗作用・複合毒性について早急に研究体制を整備し、リスク分析の対象とすること

以上

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