2015年度消費者連続セミナー 安全と事故調査
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ISO/IECガイド51で「安全:受容できないリスクがないこと」、「絶対的な安全というものはありえない」とされているように、製品は故障し、人は忘れる・気付かない・勘違いなどから逃れられません。 |
事故には必ずといってよいほど、人間のエラーが関わっています。人間のエラーと事故の関わりを解き明かすのが、ヒューマンファクターの知見です。 |
日本の事故調査は、消費者庁創設に伴って消費者事故調が誕生したことにより、消費者目線を重視する方向で変わり始めました。今後は企業の経営姿勢や産業育成行政の歪みなど背景要因究明の比重も増すことになります。起こりつつある変化について、ジャーナリストの視点から解説します。 |
日本航空MD11機乱高下事故の機長としての体験をベースに、事故調査の問題点と刑事裁判での限界について解説します。さらに、航空の分野でこの10数年の間に定着しつつある、最新の考え方をもとに、航空機から家庭内の事故まで、安全の基本理念は共通していることを学びます。 |