【報告】「三菱重工と三菱電機は武器輸出から撤退を」社前抗議行動と記者会見(2024年3月21日)
2024年3月8日
三菱重工と三菱電機への不買運動と
武器輸出中止を求めるはがきアクションを実施
日本消費者連盟
主婦連合会
武器取引反対ネットワーク【NAJAT】
消費者団体の日本消費者連盟と主婦連合会は、市民団体の武器取引反対ネットワーク【NAJAT】と3団体合同で、3月20日から、武器輸出に邁進する三菱重工と三菱電機への不買運動と武器輸出中止を求めるはがき投函を市民に呼びかけるアクションを始めます。
日本消費者連盟は「すこやかないのちを未来につなぐ」をモットーに、食の安全を脅かし環境を破壊する企業や政府と闘ってきました。主婦連合会は「消費者の権利を確立し、いのちとくらしを守る」ことを目的に、消費者の声を政策に反映させる運動をしてきました。2つの消費者団体に共通する願いは、日本国憲法の精神を生かし、武力より対話を通じて平和な社会を築くことです。
戦争は、いのちと環境を破壊する最も愚かな行為です。憲法9条のもと発展してきたはずの日本企業が、いま政府の後押しで武器輸出に踏み出し、「死の商人」になろうとしています。
特に三菱グループは武器輸出に最も力を入れているグループです。三菱重工は国内最大手の軍需企業で、2022年改訂の安保3文書に盛り込まれた敵基地攻撃能力のあるミサイル開発を進めています。三菱電機も、完成品武器輸出としては日本で唯一の防空レーダーのフィリピンへの輸出を果たし、昨年にはオーストラリア国防省と武器共同開発の契約を締結しました。日本企業が製造する武器が第三国の市民を殺傷することが現実になろうとしています。
私たち消費者には、「買う」という行為とともに「買わない」という行為で意思表示する力があります。健康を害したり、環境を破壊したり、人権を侵害する商品は買わない。まして命や暮らしを脅かす武器を製造する企業の製品は買わない。三菱重工と三菱電機への不買運動を呼びかけるとともに、「死の商人にならないで」というはがきを送り、健康で平和な社会に役立つ製品の製造企業へ転換するよう呼びかけます。
2月には、パレスチナ市民虐殺の武器を提供するイスラエルの軍事企業エルビット・システムズと日本の商社、伊藤忠アビエーションや日本エヤークラフトサプライが結ぶ協定について、市民による不買運動が協定終了を実現させました。この流れに乗り、消費者の力が現実を動かす社会に多くの人が参加するよう呼びかけたいと思います。
呼びかける具体的な行動
◆ 武器輸出中止を求めるはがき投函の呼びかけ
切手は各自貼っていただき、ご自由にメッセージを添えて(メッセージなしでも大丈夫です)、投函してください。3団体のホームページなどから無料ダウンロードできます。
※ はがきの印刷データはこちらより ※
三菱重工 宛 はがきPDF 三菱電機 宛 はがきPDF
◆ 不買運動の呼びかけ
三菱重工の対象製品
ビーバーエアコン、加湿器 roomist(ルーミスト)
三菱電機の対象製品
アルカリ乾電池EX、掃除機Be-K (ビーケイ)、エアコン霧ヶ峰、液晶テレビリアル、IHジャー炊飯器備長炭炭炊釜
多くのみなさまのご協力とご参加をお願いいたします。