ジュースのようなアルコール飲料による子どもの誤飲が発生しています。
(事例1)
居酒屋で、9歳の息子がジュースを一気に飲んだ後、顔が真っ赤になった。目も充血し、アルコール臭がしたので、すぐ病院に行った。 (2010年8月)
(事例2)
焼肉店で7歳の子どもが炭酸入り飲料を飲んだ後、顔が赤くなり、ふらふらになったので、すぐ病院に連れて行ったところ、「酒酔い」と診断された。店長からは「酒と炭酸入り飲料を同じ口から出すので混入したかもしれない」と言われた。 (2010年5月)
(事例3)
8歳の娘が、ジュースと間違えて缶入りのサワーを飲んでしまった。一緒にスーパーに行ったとき、娘が持ってきたものだが、どの棚にあったのかはわからない。同じブランドのジュースと外観が似ているので、空き缶の「お酒」の表示を見るまで気づかなかった。(2009年4月)
ひとことアドバイス
◇子どもが、カクテルやサワーなどのアルコール飲料を清涼飲料水と間違えて飲んでしまう誤飲事故が発生しています。飲食店でも、店員が間違えてアルコール飲料を子どもに提供してしまう事故が起きています。
◇お酒が入っているとは思わないゼリーやケーキなどの菓子にアルコールが使われていて、子どもが酔っ払ってしまうケースもあります。
◇周囲の大人は、このような身近なアルコールによる思わぬ事故があることに留意して、子どもの飲食物に注意を配るようにしましょう。
(独立行政法人 国民生活センターホームページより)