イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2013

歓送迎会、お花見の季節がやってきました。そして、「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン」の季節でもあります。このキャンペーンも今年で21回目を迎えました。チラシやポスターをご希望の方は、NPO法人アスクまでお申込ください。http://www.ask.or.jp/ikkialhara_campaign.html
※アルハラとはアルコール・ハラスメントの略。飲酒にまつわる人権侵害。命を奪うこともある。

飲ませたほうは、みんな言います。
まさか死ぬとは思わなかった。
いつものように飲んでいただけ。そうも言います。
クラブの伝統だから、飲ませただけ。
飲酒の強要は、よくないが、そのしきたりは強要だとは思わなかった。
そうして、先輩のお酒を飲み干して、亡くなってしまった。
でも、飲んで当然、当たり前という状況は「飲酒の強要」です。
誰かが気づいて止めていたら、死ななかったかもしれない。
無言の圧力、見て見ぬふりもアルコール・ハラスメント、
飲酒にまつわる人権侵害です。

昨年は未成年者を含め、5人の大学生が急性アルコール中毒等によって亡くなりました。今年は、すでに1人亡くなっています。
飲み会の主催者・参加者には「5つの責任」があります。
(1)アルハラをなくすこと。飲酒にまつわる嫌がらせ・人権侵害をしない。飲めない人への配慮として、ノンアルコール飲料を用意すること。
(2)吐く人を出さないこと。「吐けば大丈夫」という考え方は非常に危険であると認識する。限界以上に飲ませないよう心がけること。
(3)酔いつぶれた人が出たら、介抱し、保護すること。決して放ったらかしにしてはいけない。救急医療に連絡するなどの対処をとること。
(4)未成年者に飲酒させないこと。法律で禁止されている。20歳未満は身体が未発達なため、飲酒による影響が大きいということを忘れないこと。
(5)車を運転する予定の人に飲酒させないこと。飲酒した人はもちろん、勧めた人も法的に罰せられる。飲酒運転が惨劇を生み出すことを理解すること。

急性アルコール中毒等による大学生の死亡事例(2001~)
http://www.ask.or.jp/ikkialhara_cace.html

NPO法人アスク(アルコール薬物問題全国市民協会)HPより