第9回「年金」について

【100人アンケートの結果】

第9回「年金」について

調査時期 2007年7月
配布数 100
回収数  80
回収率  80.0%

 今回は「年金」について伺います。
 年金の問題はこれまでも先送りにされているといわれてきましたが、年金管理のずさんな実態は予想をはるかにこえる状況のようです。不安が募ります。

Q1.あなたは、社会保険庁のずさんな年金管理についてどう思いますか?
(8通が不適切記述のため、総数72件から)

 

Q2. あなたは、社会保険庁を分割して法人とする改革法案に賛成ですか?

 

Q3.あなたは、ご自分の年金保険料の納付記録を確認したことがありますか?

 

Q4. あなたは、消えてしまった年金をどうしたらいいと思いますか?

◎「自由意見」はこちらに掲載しています。

 質問の答えから、「社会保険庁が無責任すぎる」と考える人が6割、「役人でも責任をとるべき」という意見が3割ありました。特に「社会保険庁を分割して法人とする改革法案」に対しては、73パーセントの人が「年金問題が解決してからの改革」を望んでいます。
根本的な改革は必要と考えても、法人という手段を急ぐことによって余計混乱をまねいたり、これまでの責任の所在がうやむやにされる不安を強く感じる人が多いようでした。
 自分の年金保険料の納付記録を確認したことがない人が約6割、また、消えてしまった年金は何年かけても解決するべきだと約半数の人が回答しています。

 国が国民に詐欺を働いているのと同様ではないか、国の仕事がここまでずさんであるとは想像をはるかにこえる、責任の所在のあいまいさ、関係した役人がまったく罰せられない理不尽さに納得できないという声が多く寄せられました。今後若い人たちがますます年金に対する不信を強めるのではないか、また未納者の問題など、これまで伝えられてきた問題が深刻化するのではと憂慮する声もありました。一部に自分の年金についてあまり知らなかったことへの反省とともに、自分の年金を若いときから管理できるような意識改革の教育が必要ではという意見がありました。