【意見書】主食である米の需給及び価格の安定確保を求めます

2025年3月26日

 

内閣総理大臣
農林水産大臣
消費者及び食品安全担当大臣
消費者庁長官
消費者委員会委員長

主婦連合会

 

主食である米の需給及び価格の安定確保を求めます

 

 昨年の夏の店頭での米不足を契機に米の価格の高騰が続いています。全国のスーパーでの平均価格(3/3~3/9)は初めて4000円(5キロ当たり)を超え、前年の約2倍の価格です。この異常な価格は米を使った多くの加工食品、弁当や冷凍食品、外食の値上げに直結し、子育て世帯はもちろん、多くの国民が悲鳴を上げています。

 米は日本人の主食であり食料安全保障の要です。自給率100%とアピールされてきた米が店頭から消え、価格の暴騰で買えない状況など、あってよい筈がありません。既に安価な輸入米の活用は増えており、自給率の観点から、置き変わりが進むことを強く懸念しています。国産米の需要拡大と安定供給体制の確立は急務です。

 政府はようやく備蓄米の放出を決め、まもなく市場に並ぶとのことですが、「米の安定供給に支障がある時に放出する」とされていながら判断が遅れたことが事態の悪化を招いたことは否めません。また今回の事態は、放出だけで解決する問題ではありません。 

 主食の米が持続的・安定的に生産され、いつでも誰でもしっかり食べられるようにするために、以下の通り要望します。

 

 

◆多様化している米の流通の実態と、今回の米不足の全容を把握し、価格高騰の原因を解明すること。

◆備蓄米の放出については、価格の変動など判断の基準を明確にすること。

◆米の生産を抑え、縮小してきたこれまでの政策を見直し、生産拡大へ方向転換し、食料安全保障を強化すること。

◆生産拡大で価格が下がっても生産が継続可能とするなど、農家への所得補償制度を充実させ、安定的に生産を続けられる農業政策を早急に検討し実現すること。

以上