電気ポットによる事故

今回は、ご注意いただきたい電気ポットによる事故事例をご紹介します。異臭、発煙、やけどなどの事故が起きています。身近な家電製品なだけに、普段から気を付けていきたいものです。

◆使用中の電気ポットから異臭がして発煙し、床が変色しました。

 使用者が当該品に水を入れ通電したまま、差し込みプラグを抜き忘れたため、水が蒸発し空焼きとなり、温度ヒューズが機能するまでの間、本体の胴回りに貼り付けているカバーが加熱され発煙し、床が変色したものと推定されます。

◆電気ポットに電源コードを差し込んだところ、「バチバチ」と火が噴き設置台が煤で汚損し、家人が手のひらにやけどを負いました。

 使用者が、マグネットプラグ付き電源コードの磁石部分に、金属製クリップが付着していることに気付かぬまま、本体側のプラグ受け部に接続したため、短絡・スパークし、手にやけどを負ったものと推定されます。

【注意】
事例1のように、プラグの抜き差しで電源を入・切する電気ポットでお湯を沸かす際には、水が蒸発して空だきにならないよう加熱中は、目を離さないようにしましょう。事例2のように、電気ポットに使用されているマグネットプラグに金属クリップ等が付着してことに気付かないまま使用すると、短絡・スパークすることがありますのでマグネットプラグの磁石部分に金属クリップ等が付着してないことを確認して使用してください。

(製品評価技術基盤機構より)