【要望書】《特定資材再資源法案についての要望書》

《特定資材再資源法案についての要望書》
2000年2月28日

 

 環境を守る立場から特定資材再資源法案について次のことを要望します。

1.再資源の対象にしているものはコンクリート、アスファルト、木材の種類に限定されており処理困難物とされている廃プラスチックは含まれていません。私たちが調査したところ、FRP浴槽のリサイクル技術は実証プラントですでに洋瓦とする技術が確立されたメーカーもあります。また、あるメーカーは油化技術を実証中とのことです。ただこれらを再資源として利用するためには量的に不足し、コスト的に実現が困難だといわれています。FRPを原材料としている他のメーカー(スキー、ボート等)と一本化し量を確保し、再資源化の道を開くべきと考えます。関係省庁が各メーカーに協力を呼びかけ一日も早く廃材として処理することは止めて再資源化を義務づけて下さい。
 
2.延床面積100?以上の建物を分別、解体することを義務づけていますが埋立地が逼迫している状況を考えれば100?以下の建物についても混合廃棄物として埋め立て処理をするのではなく分別、解体して再資源化を進め埋立地の延命を図るべきです。