【要望書】《サッカーくじ導入反対の申し入れ》

《サッカーくじ導入反対の申し入れ》
1997年4月25日

《各党政策責任者  宛》


かねてより私たちが反対している「スポーツ振興投票法案」(サッカーくじ)が今国会に提出予定と報道されました。

 主婦連合会は、国民の人気が高いサッカーを利用してスポーツ振興の財源確保を名目に「サッカーくじ」を導入することに強く反対します。「サッカーくじ」の影響について、国民的コンセンサスを得るなど、民主的な手続きも取られていません。

 以下のような問題点を持つ「サッカーくじ」成立を図ることのないよう強く要望します。


1.青少年を中心に観客層の広いサッカーを土台にしたギャンブルであり、財源欲しさのみの「サッカーくじ」導入である。

2.「サッカーくじ」は、試合の勝敗にかけるもので、宝くじ とは性格が違う。19歳未満の購入を制限すると聞くが、アルコールやたばこの例を見るように、実現は不可能と考える。

3.くじによる財源で、スポーツ施設を設置・運営したり地域住民のためのスポーツ事業を行うとあるが、国民生活優先を目指している政府が、一般予算から支出するべきである。