ヘアードライヤーによる事故

今回は、ご注意いただきたいヘアードライヤーによる事故事例をご紹介します。

(事例1) 使用中のヘアドライヤーのブローブラシの一部が溶け、髪の毛が焦げました。

当該機の吸い込み口に毛髪が吸い込まれ、ファンに絡み付いて回転しにくい状態で使用し続けたため、ヒーターが異常過熱し熱風が出たことにより、ブローブラシの一部が溶け、毛髪が焦げたものと推定されます。

(事例2)ヘアードライヤーを使用中、電源コードの本体取り付け部分が突然スパークし、手首に火傷を負った。

電源コードの本体取り付け部分で断線しており、スパークの痕跡があり、コードのねじれが見られることから、ねじれ、屈曲等の繰り返しにより、コードの芯線が疲労断線して発熱し、芯線間がスパークしたものと推定されます。

◇事例1のように、ヘアードライヤーの吸い込み口に毛髪が詰まるとファンが回転しづらくなり、ヒーターが異常過熱をして熱風がでることがありますので、使用時には、吸い込み口に毛髪等が詰まっていないか確認してください。事例2のように、電源コードのヘアードライヤーの取り付け部分に、ねじれや屈曲等の繰り返しを与えると断線し、スパークすることがありますので、電源コードを繰り返し曲げたり、ねじったりしないでください。
また、ヘアードライヤーの事故も含めた「電源コード断線による事故の防止について」の注意喚起も行っておりますので、あわせてごらんください。

電源コード断線による事故の防止について(注意喚起)
【詳細】
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs100209.html