電気ケトルによるやけど事故に注意!

最近、必要な時に必要な量だけ簡単・手軽にお湯が沸かせるとして、電気ケトルが注目されています。本体が転倒してもお湯がこぼれにくいことや、コップ一杯分なら一分程度で沸かせることなどを特徴としているものもあります。
危害情報システムには、2005年度から2009年度までに、電気ジャーポットによるやけどの事故事例が多数寄せられています。その中には、「電気ケトルに水を入れスイッチを入れたら、数分後に蒸気と熱湯が噴き出し、手の甲をやけどした」など、電気ケトルによる事例もみられました。
電気ケトルが普及していく中、やけど事故などのトラブルが増えることが予想されます。事故を未然に防ぐため、以下の点に注意しましょう。

◆本体が転倒し、お湯がこぼれてやけどの危険があった。

給湯ロック機能が付いていないものは、本体の転倒時に用意に容易に湯がこぼれてやけどの危険性がありました。

◆目盛以上でお湯を沸かした際、お湯が噴き出し始めた。

満水目盛よりも過剰に水を入れるほど、やかんと同様に湯注ぎ口などからお湯が噴き出しやすくなった。

【注意】
購入時には、本体転倒時のやけど事故防止には、給湯ロック機能付きのものを選びましょう。
使用時は、子どもの手の届かない場所で使用する、満水目盛以上の水は入れない、定格15A以上の単独コンセントで使用し、他の器具との同時使用は避ける。

(消費者庁 消費者情報課 地方協力室、経済産業省 商務情報政策局商務流通グループ 製品安全課)