毎年6月から8月は、扇風機及びエアコンの火災事故が多く発生します。扇風機及びエアコンの事故は平成24年度から平成28年度の5年間に合計566件あり9人が死亡、多くは火災事故です。
暑い季節になり扇風機やエアコンの使用を開始する時には、製品に異常がないかを確認し、事故を未然に防ぎましょう。
《扇風機の事故事例》
◆約40年の長期使用により、内部の電気部品が劣化して出火、住宅を全焼する火災が発生した。
⇒内部の電気部品は長期の使用により劣化するので、動きが悪い・動かなくなった、異音がする、発熱、焦げ臭いにおい、といった現象が出た場合は使用を中止する。また使用しないときは電源プラグをコンセントから抜く。
《エアコンの事故事例》
◆電源コードを延長するために途中でねじり接続していたところ、接続部分が異常発熱・出火して、室内機が焼損し使用者が軽傷を負う火災が発生した。
◆洗浄時にモーター部分へ洗浄液が付着したため、異常発熱し火災が発生した。
⇒コードのねじり接続や、テーブルタップ等での延長接続は絶対に行わない。エアコン洗浄の際には、ファンモーターなどの電気部品に洗浄液がかからないよう十分に注意し、不明な点がある場合は、製造事業者など専門知識を有する事業者に相談を行う。
<詳しくは…NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)ホームページ>
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2018fy/prs180628.html