コンセントキャップは安全?

子どもがコンセントに異物を差し込んだり、感電事故を起こさないよう、いたずらや事故防止のための安全グッズとしてコンセントキャップが市販されています。

東京都では、「乳児がキャップを外し、口に入れていた」という事例が報告され、安全のためのキャップが誤飲の事故につながる可能性があることが分かり、「いたずら防止用コンセントキャップに関する調査」(平成24年6月)を実施したとのことです。
東京都が行なった調査の結果を見ると、回答者の6割がコンセントキャップを使用した経験があり、このうち子どもが取り外したことがあるという人は3割以上となっています。

コンセントキャップには、子どもが興味を引くようなさまざまな色やデザインがあります。
コンセントキャップは、必ずしも安全対策とはならないこと。使用する際は、特に乳幼児の行動に注意を払うことが必要です。
東京都では、「コンセントに興味を持ち始めた子どもには、いたずらしないように教え、また家庭等ではコンセントに子供を近づけないようにする等、安全に配慮してほしい。キャップがあるから安心だと過信しないことが必要である」とまとめています。

安全グッズを活用することは大切ですが、過信せずに、常に安全に対する配慮が大切であることを忘れないよう注意しましょう。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/06/DATA/20m6r800.pdf
いたずら防止用コンセントキャップに関する調査(東京都)より