【声明】殺傷武器の輸出解禁に断固反対します

申し入れ・要望

殺傷武器の輸出解禁に断固反対します

2023年9月6日

主 婦 連 合 会

 政府は先月、これまでの武器輸出の制限を見直し、殺傷能力のある武器の輸出を認める見解を示しました。開かれた場での議論もないまま、武器輸出制限をなし崩しに緩和していくことは決して許されません。

私たちは、昨年12月の「安保3文書」改定を受け、消費者団体等に呼びかけ、「武力より対話」の運動を展開中です。敵基地攻撃能力の保有、防衛費の大幅な増額に加えて、殺傷武器の輸出解禁によってますます他国を刺激することは、国際紛争を助長することになりかねません。緊張を高めるのではなく、外交力を発揮し対話によって紛争を回避し平和を守ることこそ、国民の安全のために政府が果たすべき役割です。国際情勢の緊張が高まっている今だからこそ、平和憲法のもと78年間戦争をしてこなかった平和国家としての日本の存在感を高め、国際的な衝突を全力で回避する政治力を発揮してください。

 私たちは殺傷武器の輸出解禁に断固反対します。

以上