【パブコメ】「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価に係る審議結果(案)」に対する意見

2024年3月7日

内閣府食品安全委員会事務局評価第一課内
「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価」意見募集担当 御中

「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価に係る審議結果(案)」に対する意見

 

主婦連合会

※有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価に係る審議結果(案)に関する意見・情報の募集についてはこちら

意見・情報

 今回の審議では、PFOS及びPFOAについての評価が行われましたが、まだ不明な点があるという項目もあります。発がん性についてもヒトに当てはめられるかどうかは判断できないという評価です。

これまで環境中に放出されたPFASが土壌や河川を汚染するなど飲料水や食品等の安全を脅かし、今後も人体への影響が懸念されます。PFASには多くの種類があり、フッ素が隙間なく含まれている分子構造が共通しており、難分解性と高蓄積性、そして強い有害性が懸念されています。それらの有害性研究を急いで進め、指標を設定するなど、次の健康被害と環境汚染を未然に防止することが重要です。海外では、代替物質を含むPFASをグループ化して規制しようという動きを見せています。

どれだけ摂取するとわたしたちにとってがんのリスクがあるのか、目安をつくるためにも、北海道だけではなく、全国の、あるいは少なくても神奈川県、沖縄県のコホートの活用を行うべきです。また、PFASについて健康影響に関する情報が不足していて評価できないのであれば、飲料水、食品等におけるデータの収集を進め、その調査結果を元に再評価する必要があります。既に評価したから行わないと言うことではなく、更なるデータを集めて評価し直して下さい。

以上