うっかりした石油ストーブの使い方が原因で、火災が起きた例がたくさんあります。石油ストーブを使うとき、危険がひそんでいるのは、「給油」と「暖をとる」ときです。
「めんどうくさい」が命取りになります。なにげなくしていることを再確認しましょう。
まず、石油ストーブに「給油」するとき、下記の事項に気をつけましょう。
■カートリッジタンクを給油場所まで運ぶ
「寒い! 部屋の外に出たくない!」。でも石油ストーブの近くで給油すると・・・
・カートリッジタンクが倒れたり、給油ホースが抜けたりして、こぼれた灯油に引火し、火災につながることがあります。
・火の気があるところでの給油はやめましょう。
■給油する
「何回も給油するのは面倒だし、ぎりぎりまで入れちゃおう!」。でも、あふれると・・・
・あふれた灯油に引火すると火災につながることがあります。
・カートリッジタンクの外側やふたに灯油がついてしまったときは、しっかりふき取りましょう。
■カートリッジタンクのふたを閉める
「カートリッジタンクのふたは手が汚れるから触りたくない!」。でも、ちゃんと閉めないと・・・
・ふたをきちんと閉めないと、カートリッジタンクをセットするとき、点火するとき、取り外すときに、灯油がこぼれて、火災につながることがあります。
・石油ストーブのそばに持っていく前に、カートリッジタンクを逆さにして、灯油の漏れがないか確認しましょう。