《電子決済サービスのセキュリティ強化を求めます》

申し入れ・要望

2020年10月1日

《株式会社NTTドコモ代表取締役社長、一般社団法人全国銀行協会会長、金融担当大臣、情報通信技術(IT)政策担当大臣、総務大臣、消費者及び食品安全担当大臣、消費者委員会委員長 宛》


電子決済サービスのセキュリティ強化を求めます

主婦連合会

    NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を通じて銀行の預金が不正に引き出された問題は、ドコモ口座だけではなく、他の電子決済サービスにも新たな被害が判明するなど被害が拡大しています。
 金融サービス業界のセキュリティ意識の低さに驚きますが、各社の情報がなかなか公表されず、責任を押し付け合うような発言も多いため、消費者の不安は払拭されるどころか、増大する一方です。
 自分の被害状況を知るには、こまめに口座を確認することが必要ですが、ネットを利用していない人、すぐに記帳し口座確認できない人などもいて、被害に気づかない、あるいは気づくのが遅れる可能性があります。
 このまま安全性が担保されない状況が続き新手の被害を生まないために、下記のことを要望します。

  

1.電子決済サービスにおけるセキュリティの強化を義務化してください
 電子決済サービスにおいては、消費者が安全安心に利用することができるよう、口座開設時・口座連結時の本人確認の強化、暗証番号以外の多重認証など、セキュリティの強化を義務化することを求めます。不正を厳しく監視するとともに、情報管理システムの開発に力を入れてください。尚、セキュリティの強化にあたっては、消費者の使い勝手が悪くならないよう、ユーザビリティに配慮してください。

2.被害の全容公表と被害回復を
 消費者の信頼回復のために、被害の全容を公表し、再発防止に努めてください。今回の問題でNTTドコモは、被害者に全額保証するとしています。しかし、被害は自己申告のため被害にあっていても申告できない人や、通帳に記帳ができないため被害に気がついていない人もいます。NTTドコモと銀行が協力して被害を見つけ出し、適切に対応してください。

3.便乗被害の防止をしてください
 被害が拡大する中、この問題に便乗して人々の不安な気持ちにつけこみ、「あなたもドコモ口座の被害がある」などと語り、暗証番号などを聞き出そうとしたり、キャッシュカードをだまし取ろうとする詐欺事件が発生しています。新たな被害が発生しないよう、広報・啓発に努めるなど、対策を早急に行ってください。

 
以上