《明快な任命拒否の理由を求めます!》

申し入れ・要望2020年11月2日

《内閣総理大臣 宛》

明快な任命拒否の理由を求めます!

主婦連合会

10月26日、衆院本会議において所信表明演説をした菅義偉首相の演説で、日本学術会議の会員候補の任命拒否についての明快な説明はありませんでした。

菅首相は「総合的、俯瞰(ふかん)的な活動を確保するため」というばかりで、任命拒否をした6人の学者が任命されなかった理由も、プロセスも明らかにしてはいません。

多くの学者、有識者などが指摘している、政府の考え方と異なる意見を表明している人たちだから任命拒否されたという事が理由であれば、民主主義を危機に陥れるものです。

今回の任命拒否は、学問の自由、思想信条の自由、表現の自由をも危うくさせるものです。

また、様々な権利への侵害、組織や制度に対する政府の介入などが危惧されます。

最近では、日本学術会議という組織そのものの問題点などを指摘する議論が行われていますが、そもそも組織の問題点と今回の任命拒否とは問題が違います。

今回の任命拒否はこれまでの法律解釈を政府が一方的に変更するものです。

恣意的な法律解釈の変更は、民主主義の根幹を揺るがすものであり見過ごすことはできません。

法の趣旨とこれまでの解釈をふまえた対応を求めます。

以上